はじめに:市販の歯磨き粉、どれを選べばいいの?
ドラッグストアやAmazonには、驚くほど多くの歯磨き粉が並んでいますよね。
「結局、どれがいいの?」「歯医者が勧めるのはどれ?」
そんな疑問に、**歯科医の視点から“市販で手に入る中でも本当におすすめできる歯磨き粉”**を3つご紹介します。
※今回は一般の方がすぐに購入できる市販品に絞っています。
専門的な“歯科専売品”との違いについても、記事の後半でご説明します。
1. 歯磨き粉を選ぶ前に知っておくべき「目的別の成分」
歯磨き粉は「なんとなく香りや泡立ちで選ぶ」ものではありません。
目的に応じて有効成分を見ることが大切です。
お悩み | 注目すべき成分 |
虫歯予防 | フッ素(1450ppmが上限) |
知覚過敏 | 硝酸カリウム、乳酸アルミニウム |
歯周病対策 | IPMP(殺菌)、CPC(抗菌) |
口臭ケア | LSS、殺菌+保湿成分 |
ホワイトニング | ポリリン酸ナトリウムなどの表面洗浄剤 |
2. 歯科医が選ぶ!市販で買えるおすすめ歯磨き粉3選
それでは、目的別に「市販の中で実際におすすめできる」歯磨き粉を3つ紹介します。
(1)シュミテクト コンプリートワンEX
知覚過敏+虫歯+歯周病、総合ケアにおすすめ
- 有効成分:硝酸カリウム(知覚過敏予防)、フッ素、IPMP(歯周病予防)
- 泡立ち控えめで、やさしい使用感
- 一般の方でも歯医者の“処方感”を味わえる1本
楽天でチェックする|Amazonでチェックする
(2)ブレスラボ ダブルミント
ニオイが気になる方に。口臭ケアに特化
- CPC+LSSのダブル殺菌成分がポイント
- ミント感が強すぎず、後味がスッキリ
- マスク時代以降、需要が急増中
楽天でチェックする|Amazonでチェックする
(3)クリニカPRO
虫歯予防+歯垢除去を高レベルで実現
- 高濃度フッ素(1450ppm)配合
- 歯垢の付着を抑えるLSS処方
- 医薬部外品としての成分設計が秀逸
楽天でチェックする|Amazonでチェックする
3. 歯科専売品との違いって?
「もっと効果の高い歯磨き粉ってないの?」と思った方へ。
実は、**歯科医院でしか買えない“専売品”**も存在します。
例えば:
- Check-Up standard(ライオン):フッ素濃度が安定し、泡立ちも少ない
- ジェルコートF(ウエルテック):フッ素・殺菌力に優れたジェルタイプ
- SP-Tジェル:歯周病予防に特化した医薬部外品
ただし、これらは市販されておらず、歯科医院または正規ECサイトでの購入が必要です。
4. まとめ:目的別に選べば、市販品でも十分な効果が得られる
- 市販の歯磨き粉でも、成分をしっかり選べば高い効果が期待できます
- “香りや価格”より、“成分と目的”で選ぶのがコツ
- 正しいブラッシングと組み合わせて、より効果的なセルフケアを
OralBlissでは、歯科医の視点から“本当に役立つオーラルケア情報”を発信しています。
次回は、「舌ブラシの選び方」や「マウスウォッシュ活用法」についても取り上げる予定です。
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