はじめに|マウスウォッシュ、何を選べばいい?
ドラッグストアや通販サイトで並ぶマウスウォッシュ。
「たくさんあって違いが分からない」「口臭に効くの?虫歯にも?」
そんな疑問を持つ方のために、歯科医の視点から市販マウスウォッシュの選び方とおすすめ製品を3つ厳選してご紹介します。
マウスウォッシュの種類と効果の違い
● 洗口液と液体歯磨きの違い
- 洗口液:歯磨き後に使う「仕上げのうがい」
- 液体歯磨き:歯磨き前に使って、歯ブラシで磨くもの(後にすすぐ必要あり)
→ 商品により用法が異なるので、必ずラベルを確認しましょう。
● 成分の違いと選び方のコツ
成分 | 効果 |
CPC(塩化セチルピリジニウム) | 殺菌・口臭予防 |
LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム) | 抗菌・歯周病予防 |
CHX(グルコン酸クロルヘキシジン) | 強力な殺菌作用(医療用が多い) |
フッ素 | 虫歯予防(配合商品に限る) |
● アルコールの有無
- 刺激が苦手な方やお子様にはノンアルコールタイプがおすすめ
- アルコール入りはスッキリ感あり。ただし口腔内の乾燥が気になる方は注意
歯科医が選ぶ!市販マウスウォッシュおすすめ3選
(1)コンクールF(ウエルテック)
- 高濃度の殺菌成分CPC配合
- 刺激が少なく、毎日使いやすい
- 希釈して使う濃縮タイプで経済的
- 歯周病や口臭が気になる方に特におすすめ
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(2)モンダミン プレミアムケア
- 1本で「虫歯・歯肉炎・口臭」対策が可能なトータルケア設計
- ノンアルコールタイプも選べて、家族全員で使いやすい
- スーパーやドラッグストアで購入しやすいのも◎
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(3)ブレスラボ マウスウォッシュ
- 口臭対策に特化した薬用洗口液
- 殺菌成分+口臭抑制成分をW配合
- 爽快感が強めなので、スッキリ感を求める方におすすめ
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正しいマウスウォッシュの使い方
- 洗口液タイプは、歯磨き後に使うのが基本
- 原液 or 希釈:商品ごとに違うので使用法を必ず確認
- 口に含んで30〜60秒ゆっくりブクブクうがい
- 使った後は基本的にすすがない(効果持続のため)
使用頻度とタイミングの目安
- 毎日2回(朝・夜)が目安
- 就寝前に使うと、就寝中の菌の増殖を抑えられて◎
- ただし、使いすぎや刺激が強すぎるものは口腔粘膜に負担がかかるため注意
まとめ|市販のマウスウォッシュでも効果的なセルフケアはできる
- マウスウォッシュは、歯磨き・フロスに次ぐ第3のセルフケア
- 成分を理解し、目的別に使い分けることが大切
- 日々のケアに正しく取り入れれば、虫歯や口臭予防、歯周病のリスクを大きく下げられます
OralBlissでは、歯科医が「専門性と生活に活かせるリアルなケア情報」を発信しています。
次回は、フロスや歯間ブラシの選び方・使い方についても取り上げ予定です。
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